フィルムの効果について
- Q: 家具などの色あせは防止できますか?
- 一般的に退色の大きな原因となる太陽光の紫外線を99%以上カットすることで、防止効果を大幅に高めることが可能です。ただ、調度品の色あせにはほかにもいろいろな原因があり、色の種類などによっては可視光線や赤外線などもその原因となりますので、建築用ガラスフィルムのみで完全に防ぐことはできません。
- Q: セキュリティー効果とは具体的にどういう効果ですか?
- 侵入の実態についての調査によると、ガラス開口部からの侵入に5分以上を要すると、その大半が侵入を断念するといわれています。防犯対策フィルムは、フィルムとガラスの強度によってガラス破壊に要する時間を大幅に引き延ばし、侵入をあきらめさせる効果を発揮します。
- Q: 熱線遮断・断熱効果とは、具体的にどういう効果ですか?
- ガラスを透過する熱線を遮断することによって、屋内の冷暖房効率をアップする効果です。特に断熱・遮熱フィルムの場合は、太陽熱エネルギーを反射することによって、高い日射調整効果を発揮します。
製品について
- Q: フィルムを貼るとガラスが割れにくくなるのですか?
- 建築用ガラスフィルムは、ガラスが割れた際の破片の飛散・落下による二次災害や、アーケードなどのガラス面への落下物の貫通を防ぐためのものです。施工したからといってガラス自体の強度が高まり、決して割れなくなるというわけではありません。
- Q: ガラスフィルムの防虫効果は、どんな昆虫に効果があるのですか?
- 多くの昆虫が感応する光の波長域をカットすることにより、その誘引を阻止するフィルムですので、光に集まる特性を持つ昆虫に効果があります。具体的にはウンカ・ヨコバイ類、ユスリカ類、ガ類などです。
施工にあたって
- Q: ガラスフィルムの耐久年数はどのくらいですか?
- 垂直ガラスに使用の場合、10年~15年を目安としてください。
- ※環境によって耐久年数は変わります。
- Q: どんなガラスにでも施工できるのですか?
- 特殊な場合を除いて、一般的な透明ガラスにはだいたい貼ることができます。ただし製品によっては、網入り・線入りガラスに貼ると熱割れの危険があり貼れないケースもあります。
- 型板ガラスや凸凹のあるガラスには貼ることができません。
- Q: 施工を依頼してからどのくらいの期間で施工してもらえるのですか?
- 施工平米数、施工現場の状況などにより違ってきます。通常は、現場の状況確認をしたうえでの正式なお見積りの後、1週間~2週間以内の施工が可能です。
- Q: 施工する前の準備はどの程度しておけば良いのですか?
- 作業をするうえで、施工するガラス面の周辺に約1mのスペースが必要です。重たい物、大きな物、高価な物などは事前の移動をお願いいたします。
- Q: 周辺の家具などが汚れたりする心配はないのですか?
- ガラスフィルムの施工には、ガラスの清掃時とフィルムの貼りつけ時に水を使いますが、スプレーを使用するだけですのであまり問題はありません。作業中は必要に応じて養生シートを使います。施工方法・手順の紹介をご覧下さい。
- Q: 手の届かない高い所はどうやって施工するのですか?
- 3m程度までは脚立を使います。それ以上は専用の足場を用意して施工しますので、この場合別途費用が発生します。これについては現場お見積り時にご相談させていただきます。
- Q: 窓ガラスの内側に貼るのですか、外側に貼るのですか?
- 建築用ガラスフィルムはガラスの内側に貼るのが基本です。ただし何らかの理由で、やむを得ず外側に貼るケースもあります。その場合は外貼りタイプのフィルムを使用して施工いたします。
- Q: フィルムを貼った後の注意事項はありますか? 清掃方法は?
- 水を使って施工しますので、完全接着までに1~2週間程度を要します。清掃はフィルム施工から1か月以上経過した後に行って下さい。また清掃には、水で濡らした柔らかい布またはゴムスキージーをご使用ください。
- Q: 施工する前の状態に戻したい場合、フィルムをはがすことはできますか?
- 基本的には完全接着した状態のフィルムをはがすことは困難ですが、耐用年数に伴う貼り替えなど、はがす必要が生じた際にはご相談ください。